安部悦生『経営史』 - Fuwafuwa's memorandum

Fuwafuwa's memorandum

Data analysis, development, reading, daily feeling.
MENU

安部悦生『経営史』

経営史 (日経文庫―経営学入門シリーズ)経営史 (日経文庫―経営学入門シリーズ)
安部 悦生

日本経済新聞出版社 2010-03-01
売り上げランキング : 232363

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


経営の歴史的な経緯をイギリス→アメリカ→日本で追っていて面白かった。

経営学というと何故か実務に携わったこともない人が経営の規範について書いていたりしていまいちよく分からない印象があったけど、ちゃんと資料に基づいて自分が言及できる範囲を見定めている人の本はやっぱりおもしろいなあ。

これとは話はズレるけど昨今の風景を見ていてつくづく思うのは日本は沈みゆく船なのだなということ。IT化がちっとも進まないのはその最たる例であって、社会全体が最も金を持っていて最も要職を占めている高齢層に最適化されていくが、彼らは20年後には第一線を退いている。その時残されるのは40年前から止まったインフラと世界観だけだ(現在の銀行ATMの20年前のゲームボーイのようなUIを見よ)。

とは言え沈みゆく船の中ではそれなりのやり方があるだろう。概して浮上しつつある船の中ではかつての日本のように熾烈な過当競争が起こるものである。浮上しつつあれ沈みつつあれ重要なのはその中で自分はどう振る舞うかということ。賢くあれ強くあれ人間の差異などというものはそもそもそんなには大きくない。

生きていくためには誰かの用意したストーリーに則るのではなくて自分こそが場を支配しなければならないだろう。火を見て怖がったり触れて痛がったりするのは多くの動物ができること。人間は更にその背景を理解して利用することができる。場を支配するためには歴史を知るべしということである。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。