伊藤修『日本の経済: 歴史・現状・論点』 - Fuwafuwa's memorandum

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伊藤修『日本の経済: 歴史・現状・論点』

日本の経済―歴史・現状・論点 (中公新書)日本の経済―歴史・現状・論点 (中公新書)
伊藤 修

中央公論新社 2007-05-01
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とにかく主張が強い。

戦前から今日に至るまでの経済の歴史、動向、政策、経団連を俯瞰することによって、現代とその論点を導こうとした大変な労作である。前後も左右も確認せずに問題を点として捉え、その点のみについて云々するような狭量な議論には著者は強く反対し、まずは経緯を明らかにすることを説く。

歴史・経緯・社会問題まで含めた経済の議論を、案外経済学者はあまりしない印象があったが、著者は経済学の専門家であり、経済学者の立場から社会問題に言及するのでおもしろかった。なかなか貴重だと思う。

経済や社会の問題における単発的な物事に対する動物的なリアクションに心底嫌気がさしているのか、やや主張が強すぎる印象も受けるので、著者とは異なる立場の人の意見も参考にしなければどこまでを真と受け止めるかは難しい。こういう主張の強さは私は好きだが、どうだろう。

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